家庭でできる幼児教育【3大要素】
東京・埼玉・千葉のベビーシッターサービス
本記事では、ベビーシッター兼レジリエンス認定トレーナーが子育て中の方へ育児が楽になるヒントをご紹介しています。
家庭教育は、すべての教育の出発点。
家族のふれ合いを通して、子供が、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやり、基本的倫理観、自尊心や自立心、社会的なマナーなどを身につけていく上で重要な役割を果たしています。
あなたはそれらを理解し必要だと思っていますよね。
だけれど、イマイチしっかり教育できている自信を持てないからここにたどり着いたのだと思います。
そんな方の為にプロシッターがオススメの家庭でできる良い教育法をお伝えしていきます。
もくじ
家庭でできる教育とは
埼玉県教育委員会では、幼児期における「生活」「他者との関係」「興味・関心」の3つの分野に着目し、子供たちに小学校入学までに身に付けてほしいことを子育ての目安「3つのめばえ」としてまとめています。
- 生活
- ・健康で安全な生活をする
・自分のことは自分でする
・物を大切にする
- 他者との関係
- ・人と関わる力を身に着ける
・言葉で伝えあう
・決まりや約束を守る
- 興味・関心
- ・好奇心や探求心をもっていろいろなものに関わる
・文字や数量などの感覚を豊かにする
・自分の思いを表現する
これらの項目の中でいくつ心掛けてできている事がありましたでしょうか?
または既にできていた事もたくさんあったのではないでしょうか?
普段からこれらの事を意識して取り組まれているご家庭は少ないかと思います。
私も細かく意識していません。
ではこの記事の中で何をお伝えしたいかの結論を言います。
家庭教育とは【親の価値観が大きく影響される】ということです。
幼児教室で学ぶ事もたくさんありますが、基礎はやはりご家庭での関わり方に影響されるかと思います。
幼児教育とは
幼児教育とは小学校就学前の幼児に対して、今後生きていくうえで必要な生きる力の基礎を養っていくことを指します。
文部科学省によると、「幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したもの」とされており、幼稚園・保育所、家庭、地域社会を含んだ場所で行われる教育のことです。
幼児教育=幼児教室に通わなければいけないということではなく、家庭でも幼児教育はできます。
生きる力の基礎は、人間性・思考力・判断力・学力・表現力・健康からなっており、小学校入学前
のなんでも吸収する時期に、今後の人生で必要な力を養っていく教育が幼児教育になります。
なぜ幼児教育が注目されているか
子どもは幼児期のうちに、社会性や表現力、人間関係など、社会でよりよく生きるために必要な力の基礎を学びます。
生活や遊びのあらゆる体験をとおして学びを得て、人間的な成長を目指すのが幼児教育です。
しかし、近年はさまざまな課題も顕在化してきました。
文部科学省いわく、特に子どもたちの意欲関心の低下や、集中力・自制心の低下、運動能力の低下などが指摘されています。
そこで、それらを補うために幼児教育の必要性が高まってきたのではないでしょうか。
主に以下の理由が大きいと考えています。
地域との関わりが希薄
少子化と核家族化の進行によって、近所の子どもたちが集まって遊ぶ機会が減りました。
インターネットやゲームなど、屋内かつ一人で完結する遊びが増えたのもその要因です。
そもそも都市化が進んだことで公園や広場など安全な遊び場が少なくなっているという面もあります。
そのため、これまでは自然と身についていた運動能力や好奇心、人間関係を築く力が身につきにくくなっていると考えられます。
家族時間の減少
地域社会だけでなく、家庭という小さな単位でも子どもの教育環境は変化しています。
まず、女性の社会進出で共働き家庭が増えました。
さらに労働時間も増加傾向にあり、親子の時間が十分に確保できなくなっています。
幼児期にパパママからの愛情を感じ信頼を覚えることは、将来他人とかかわるうえで非常に重要です。
同じく、パパママの子どもの預け先がなかったり、相談相手がいなかったりと不安を抱えストレスが溜まります。
実はそのストレスが子どもに大きな悪影響を及ぼします。
企業も地頭の良さを重視
学歴社会だった日本も変わりつつあり、勉強ができるかどうかに加えて地頭の良さも重視されるようになってきました。
企業側も学力ばかりを重視するのではなく、すぐに社会で活躍できる応用力のある人材を評価しています。
- 頭の回転が速い
- 発想力
- 臨機応変に動ける力
- 諦めない力(レジリエンス)
など、学力だけでは測れない能力があることが求められています。
受験のテスト内容を見れば一目瞭然です。
家庭で何ができるか
幼児教育は家庭でも行うことができます。家庭でできる代表的な幼児教育は、しつけやマナーを身につけること、数字や言語の基礎学習を行うこと、遊びを通して感性や知性を身につけることです。
家庭で行われる幼児教育は普段の生活の中で身についていきます。
毎日当たり前のように感じる生活の中で学んでいくため、習慣化されやすく実践もしやすいです。
朝の挨拶から始まり、就寝するまでの間に、食事のしつけや、人との接し方、ありがとうやごめんなさいが言えるなど様々なことを見つけることができます。
家庭内だけでなく公園で知らないお子さんと交流を図りながら、しつけやマナーをすることも大切です。
知育遊びや知育玩具を使った幼児教育は保護者の方とお子さんが一緒にできるため、お子さんも安心した環境でリラックスして行うことができます。
最近は幼児教育の学習教材も増えているため、保護者の方が一緒になって学ぶことも容易になってきました。
ただ家庭のみでの幼児教育を行うと、基本的に保護者の方や兄弟など狭い人間関係の中で学んでいくことになります。
もちろん公園で初めて会うお子さんと交流を持つことで養われるものもありますが、社会に出てからの人との関わり合いや協調性を養うには、より広い人間関係の中で幼児教育を行っていくことがおすすめです。
また、幼児教育を行うことで保護者の方の時間が奪われてしまったり、十分な時間が取れないため幼児教育をしっかり行えないこともあるでしょう。
共働き家庭が増えている今、お子さんの幼児教育をご家庭だけで行うのは、保護者の方の負担がどんどん大きくなってしまうのです。
必ず影響を与える親の価値観
この記事では、幼児教室に通わせよう!
または家庭教育を頑張ろう!
と前向きな方にぜひ知っておいて頂きたい大切なポイントをお伝えさせて頂きたいと思います。
これを知らずに幼児教育に力を入れるのは危険です。
これまでお話してきた人間性・思考力などを伸ばすにはどんなお勉強やトレーニングをしたら良いか?
とお考えになる方が多いかと思います。
先ずやらなければならないのは実は、親であるあなたの価値観を自身で把握することが大切になってきます。
例えば、日本では多くのご家庭で「よそ様に迷惑をかけてはいけない!」
という教えを受けてきたご家庭が多いかと思います。
私の家は典型的なそれでした。
その背景には「人に迷惑をかけることは悪いこと」という価値観がありますね。
しかし、インドではどうでしょうか。
「人に迷惑をかけてもいい!その代わり迷惑をかけられたら助けなさい。」
その背景には、キミは人に迷惑をかけて生きているのだから、同じように誰かに迷惑をかけられてもそれを許し、感謝の気持ちを忘れないようにしよう!
という価値観があることですね。
ここでは、どちらどうこう問うつもりはありません。
この様に、あなたがどんな価値観をもって何を良しとし、何を悪いと判断するかの基準を把握しておく必要があります。
もしここが分からないと、お子さんは判断を迷うでしょう。
なぜなら、お子さんは前回は注意されなかったのに…今回は良いいんだ…と混乱するからです。
そんなバイト先の先輩いませんでしたか?不満募りましたよね?
これだ!という核となる判断基準がしっかりしていないと、どんなに良い幼児教室で学んできても、ご家庭があやふやな環境だとブレブレになってしまいます。
ただ、何となく外でお勉強してきて終わり…思考力が育ちにくいのは何となく想像つくかと思います。
まとめ
≪小学生までに身に着けて欲しい基礎≫
- 生活 (日常生活の基礎)
- 他者との関係 (人間関係の構築)
- 興味・関心 (好奇心・感受性の構築)
≪幼児教育とは≫
- 生きる力の基礎力を育てる
- 人間性・思考力・判断力・学力・表現力・健康
- 近年では意欲・自制心・集中力・運動能力の低下
- 原因は地域とのコミュニケーション不足
- 企業は地頭重視の人材採用
≪家庭で親ができること≫
- 朝のあいさつ・食事のマナー・人との接し方
- 学習教材は一緒に取り組む
- 無意識に大きな影響を与える親の価値観
こうして改めて考えてみると「そういえば自分の価値観ってなんだろう?」「大切にしていることはなんだろう?」
と気づきがたくさんありますよね。
これが俗に言われる、親が子供に成長させてもらっているというやつかもしれませんね。
無理をせず、頑張り過ぎずに一緒に子育て、親育てを楽しみましょう。
共働きでなかなか時間が取れない方は家庭教師以外にも、ベビーシッターサービスを活用しお勉強の見守りをお願いする方法もあります。
家事代行サービスを活用し、その間お子様との時間をつくる方法もあるので試してみる価値あり。
ベビーシッター ココカラ
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